著者:長池涼太:HSPの学び舎運営・HSP研究/エビデンスを発信するブロガー
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僕は現在茨城県水戸市に住んでいて、いわゆる地方に住んでいます。
一方で大学生のときは神奈川県(大学は都内)と都会に住んでましたし、3年前には茨城県坂東市というかなりの田舎に住んだこともあります。
田舎から都会までの生活を一通り経験したうえで、今の水戸(地元)での生活に落ち着いたわけですが、やはり世間一般としては田舎暮らし(地方移住)に憧れる人が多いとも感じます。
僕は今の水戸もそうですが、以前住んでたシェアハウスリバ邸茨城が坂東市というかなりの田舎だったので、いわゆる田舎暮らしも経験してます。
実際田舎暮らしを経験してみて、もちろん良い面もありますが悪い面というか「ここは住むうえでネックになりそう」という点もあったので、地方・田舎での暮らしをHSP目線も交えて解説しています。
田舎・地方暮らしのメリット
通勤通学のストレスが少ない
僕は大学生の時に神奈川県大和市に住んでいましたが大学までの通学は電車でした。
朝に電車に乗ると通勤ラッシュと同じ時間帯なので、毎朝満員電車に揉まれながらの通学でした。
個人的には人がたくさんいるだけでもストレスだったので、通学するだけでもけっこうな体力を使いました。
これが地方になると車での通勤・通学も多いですし、仮にバスや電車を使うとしても人口が東京などより明らかに少ないため満員のレベルまで混みあうこともあまりありません。
HSPで言えば「大きな音に敏感」「人混みが苦手」という言われ方もしていますが、少なくともこの点は地方の方がメリットが大きいですね。
人混みが苦手な身としては、地方に行くほど人口が少ないのもあって人混みに遭遇することが少なくありがたいです。
自然が豊かで静か
地方や田舎のほとんどに共通しているのが都会に比べて「自然が豊か」であること。
都会のビルばかり、人ばかりの風景より、田んぼや畑、山などの自然の風景の方が癒される人が多いですよね。
癒しを身近に感じられる環境は良いですね。
そして自然が豊かなおかげか、全般的に都会よりは静かです。
地方の県庁所在地クラスでも東京などに比べれば、人が少ないので都会特有の騒がしさもあまりありません。
シンプルに刺激が少ない
都会と比べると地方や田舎は静かで人が少ないところが多いです。
そのためHSPでよく言われる「刺激」と呼ばれるもの全般は、都会よりは地方の方が少なめです。
例えば満員電車とか人混みとか。
地域の雰囲気が肌に合うかにもよりますが、シンプルにゆったり過ごしたい方は地方向きですね。
田舎・地方暮らしのデメリット
人付き合いに気を遣う
一般的に都会は人間関係が希薄で、田舎に行くほど濃くなるみたいなことが言われていますが、それは僕も実感しています。
田舎だと近所付き合いが今の実家の時よりも格段に多かったので、人口の少ない田舎といえど意外と人と関わることは多いです。
もちろんこういった人付き合いが好きだったり苦にしない方であればデメリットにはなりませんが、僕みたく毎日人と会うのがしんどい(1人の時間が欲しい)タイプの人は苦に感じやすいです。
HSP気質だとこの点は一番神経を遣うかもしれませんね。
いわゆる「地域性」も絡むので、住む地域によって相性が良かったり悪かったりなんてこともあります
考えが古い人が多い
僕の場合、フリーランスでしかもブロガーという世間一般で見れば特殊?な仕事をしていますが、田舎に行くと完全に未知な職業です。
そもそもスマホやパソコンもまともに使えない人も意外と多いですからね。
また昔ながらの考えの方も多いため、ブロガーなど少し特殊な仕事・活動をしようとすると理解してもらうのが難しいこともあります。
地域によっては田舎でも新しいものを受け入れる体制が整っているところもあるので、そこに住めれば良いですが。
娯楽が少ない
田舎はいわゆる娯楽的な物が少ないです。
- カラオケ
- ゲームセンター
- 服屋(ユニクロとか)
- カフェ
など都会には普通にあるようなお店が、田舎だと格段に少なくなります。
もしあるとしても車で10分、20分走ってやっとたどり着くくらいの距離が多いので、気軽に行ける距離かというと微妙なところ。
都会とは違った楽しみ方が必要ですね。
ちなみに坂東市のリバ邸茨城にいたときは、
- シェアハウスで飼ってた犬の散歩
- 近所にあった公園で球技など
- 自然豊かなので散歩するだけでも楽しい
あたりは田舎ならではという感じでした。
HSP向けの趣味で穏やかに暮らそう
地方移住するかは車次第
仕事で車が必須なことが多い
「都会に住むか地方に住むか」は人によって答えは異なりますが、一つポイントを挙げるとすれば『車』かなと思います。
茨城県は全国でも有数の車社会です。
茨城県の生活に欠かせないのが自動車です。人口千人当たり乗用車保有台数をみると全国3位(平成25年)と上位にきています。
茨城県の自動車事情
特に大学生や会社員ともなると一人一台車を持っているのが当たり前です。
うち(実家)も僕以外に父と弟も会社の出勤などに使うのに自分の車を持っています。
「一家に一台」というより「一人一台」が当たり前になりつつあります。
また会社に関しては駅から遠く、車でないと行けないような場所に事業所があることも珍しくないため、茨城県で就職しようとすると
- 車の免許必須
- マイカー必須
- マニュアル免許必須(農業や車関係など一部業界)
はけっこう多いです。
僕が正社員で就職した学習塾も、実は僕は面接を受けた段階ではまだ車は持っていませんでした。
(当時大学を卒業して半年)
面接を通った際に社長から内定を出す条件として「車を買うこと」を提示されました。
少し迷いましたが、せっかくの正社員での採用だったので車を買う方向で親にも相談。
当時はまだそこまで貯金がなく、自分のお金だけで車を買うのは厳しかったので父にもお金を出してもらったうえで中古の車(60万円くらい)を買いました。
僕の場合は、家が交通の便がいいエリアなのとフリーランスでしかもオンラインメインなので最悪車がなくても何とかなります。とはいえ、僕みたいなパターンは少数派ですね。
極論ですが、
- 車を運転するの嫌(すごい苦手)
- 車買うの面倒(お金がかかるのが嫌)
な人は地方での就職は止めた方が良いです。
車でお金がかかる
車は購入するときも数十万円~100万円くらいの値段がすることが多いですが、購入した後も、
- ガソリン代
(そこそこ使うと月1万円くらい行くことも) - 保険代
(自動車保険。高いと年間10万円とか) - 車検代
(2年に1回。1回で10万円を超えることが多い) - 部品・メンテナンス
(数百円~万単位までピンキリ)
などいわゆる「維持費」としてお金がかかります。
地方移住に当たってはよく「地方は家賃が安い」といわれていますが、確かに東京よりは地方の方が家賃が安いです。
ただし家賃が安いぶん、東京にはなかった車関係の出費が発生するので、トータルの出費で考えると東京も地方もあまり変わらないか下手すると地方の方が高くつく可能性もあります。
車関係の出費次第では、地方はかえって負担が増えることもあるのです。
この点は特に都会から地方・田舎に移住するときは必ず押さえておくべきポイントですね。
そもそも車を持つべきかどうかや車の種類によっても値段が変わるので車種の見極めとか。
車はあれば便利ですがお金もかかります。
自分が心地良いと思える場所での生活
- 都会より人混みは少ない
- 自然が豊かで癒される
- 人付き合いに気を遣うこともある
- 考え方の古い人もいる(老害的な人)
- 娯楽が少ない
- 会社員は特に車が必須なことが多い
- ガソリン代や保険など車関係でお金がかかるので、トータルは都会も地方もそこまで出費は変わらないかも
人など細かい雰囲気は同じ地方でも地域によって異なる部分はあります。
人混みなどいわゆる刺激と呼ばれるものが都会に比べて地方は少ないので、その点はHSP目線でいうとかなり住みやすいなと感じます。
「地方は物価が安い」なんてことも言われてますが、実際スーパーなどを見ても大差はないなと感じますし、確かに家賃は安いですがそのぶん車を使うと考えると結局どちらも金銭面は一概に都会が高いとも言い切れません。
むしろ場合によっては地方の方がお金がかかることもあります。
結局のところメリットもデメリットもある地方での生活ですが、僕自身はそもそも地元なのもあり心地良いと感じています。
個人的には茨城を出ることはあるにしても、東京(都会)に住むことはほぼないです。
どこに住むにしても、自分が心地良いと感じられる場所や環境に住むのが一番ですね。