著者:長池涼太:HSPの学び舎運営・HSP研究/エビデンスを発信するブロガー
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フリーランスそして本拠地管理人として日々いろんな人と接しています。
僕はHSPですが、時にHSPでない人との接点も当然ある。HSPが全体の2割と考えれば、当然HSPでない人との接点の方が多いですよね。そうなるとHSPに限らずですが、いかに『相性の良い人』と付き合えるか、出会えるかは重要になってきます。
今回は普段のの活動なども踏まえて、僕が感じるHSPと相性の良い人の特徴を4つにまとめています。
寛容な人・穏やかな人
雰囲気的に寛容な人は相性が良いというか接しやすいです。逆に言えば怒りっぽい人、否定的なことばかり言う人は相性が悪いとも言えます。人一倍、いろいろと気にしやすいHSPにとって寛容な人は安心感がありますよね。シンプルですが、とても大事な要素です。
怒りっぽい人が近くにいると、それだけで体力を消耗する感覚があります…。
肯定してくれる人
例えば「起業したい」など何かしらやりたいことがあるとき。親や友人などに相談するなんてこともあるかもしれません。そして相談したときの反応は、
- 「お、良いじゃん」
- 「止めた方が良いよ」
の大きく2パターンに分かれます。もちろん明らかに不備がある場合などに止めるというのもそれはそれで良いですが、まずは応援する気持ちが大事じゃないですかね?
もし否定するとしても、代替案を用意するなどちょっとひと工夫は欲しいところです。ちなみに僕の場合、会社を辞めるときは友人に相談的なことはしましたし、親にも一応事後報告的な感じでは言いました。
親には反対されず、友人も良いじゃんとは言わずとも辞めた場合と辞めなかった場合の2パターンを軽くシミュレーションしてくれたというのは良かったです。
会社を辞めたときのデメリットと会社に残ったときのデメリットを親身に教えてくれました。
逆に言えば、ただ単に頭ごなしに否定する人は、あなたのことを真剣に考えてないことが多いので距離を置いた方が良いですね。なにもHSPに限った話でもないかもしれませんが。
メンタル(感情)が安定している人
HSPは相手や周りの人の雰囲気に良くも悪くも引きずられやすいです。例えば、相手がネガティブな空気感が強すぎるとこちらもネガティブになりやすいです。なのであまりメンタルが不安定すぎる人との接点が多いと、自分もそれにつられて不安定になるなんてこともあります。
僕がまさにこのタイプです。
メンタルではありませんが、僕がブラック企業に勤めてた頃パワハラ気質の上司もいたため、当時の僕は今よりイラつきやすいタイプでした。親とかに当たり散らすことはありませんでしたが、日常のちょっとしたこと、例えば、
- 車を運転していて道を譲らないドライバーにイライラする
- SNSなどの書き込みを見てイライラする
とかですね。これらのイライラは会社とは無関係に見えて、元をたどると会社でのストレスが元になってたのかなと思います。その証拠にフリーランスになった今は接する相手も選べて、仕事仲間なども良い人ばかりなので、当時みたくちょっとしたことでイラつくこともかなり減りました。ブラック企業にいた当時の僕を知る友人たちからは、
雰囲気が柔らかくなったよね
ともいわれてます。
人間なのでイラつくこと自体はあるけど、昔よりは抑えるなどいわゆるアンガーマネジメント的なことは上手くなりました。
普段から接する相手を選ぶのは大事ですね。
ADHD(人による)
これは個人的な仮説と本拠地の管理人をやって感じることですね。僕は本拠地の管理人をやっていますし、本拠地界隈でADHDの方が多く僕もADHDの方との接点がけっこうあります。その中で僕としては、仕事をやるうえでは相性は良いのかなと思ってます。
次の画像はエビデンスというよりは体感ベースですが、ADHDとHSPの違いを示したものです。
例えば活動レベルがADHDは両極端になりやすいのに対し、HSPは抑え目なことが多い傾向にあるなど、いろんな要素でADHDとHSPは反対になることが多いです。
一見すると、
反対だから合わないのでは?
と思うかもしれません。実際ネットを見ても「HSPとADHDは相性が悪い」なんて記事なども見たことがあります。ただ、僕が本拠地まわりで仕事をするときは、ADHDなど気質的に反対の方との接点も多いですが、相性が良い場面は多く感じます。
よくあるのがADHDの場合は瞬発力がすごいですがその分取りこぼし(細かいミス)もそこそこあったりします。逆にHSPの場合は瞬発力こそADHDと比べると低めですが、そのぶん一つ一つの物事を着実にこなす傾向にあるので、ADHDが取りこぼし部分のカバーに回ることもできます。
例えば、興味が無いことに向かうと集中力が散漫してしまうADHDに対して、興味が無くても体力があればとりあえず出来るHSP。
プロジェクトを始めて初動が圧倒的に早いのはADHD。でも、物事が8割進み完成像が見えてくると飽きたり興味がなくなってしまい、進行速度が鈍くなる。
そこでHSPが登場してくれて、残りの2割を仕上げてくれる。結果、仕事割合は【ADHD 8:HSP 2】かもしれないけど、お互いが満足している状態になることが多い。
心理としては、
ADHDは「興味のあることをやりたいからやっただけ。」
【座談会番外編】HSP×ADHD討論会で見えてきた相性 生きやすさ研究室
HSPは「全体の仕事量の2割でやっただけで、体力の消耗が少なく平和に終わって良かった。」
HSPとADHDは、このように好みや長所・短所が逆になる場合もあるため、上手くハマればかなり相性は良くなります。
また、リーダーシップを発揮したり瞬発力みたいなものはADHDに分があり、一方でADHDが取りこぼした部分などを上手くカバーするのがHSPといったところですね。もちろんHSPでもリーダーシップがある方もいますが、一般論としては『補佐役』というのはHSPに適正があることが多いですね。僕もリーダーとして引っ張るよりは、補佐の方が楽ですしやりやすく感じます。
HSPもADHDも細かいことは今後の研究に期待したいところですが、いずれにしてもそれぞれの長所を生かすことはポイントになりそうです。
人との相性はすごく大事
- 寛容な人
- 肯定してくれる人
- メンタルが安定している人(感情の起伏が激しくない)
- ADHD(個人的な仮説ですが)
僕がいろんな人と接してきた中で考えられたのはこんなところですね。寛容とか肯定してくれる人、メンタルが安定辺りは正直HSPに限らないかなとも思います。そもそもこういう人が良いよねー、と思いますが相手の影響を受けやすいHSP気質を考えるとより顕著になります。
ADHDはHSPと真逆な部分も多いため、一見すると合わないと感じる人もいるかもしれません。でも弱点をカバーできるとも言えますし、僕自身ADHDの方と仕事をしていてすごくやりやすさを感じている点ではあながち間違ってもいないと思ってます。
もちろん細かい部分はHSPの中でも一人一人異なってきますし、HSP以外の要素も考えればさらに細かい話も出てくるかもしれません。ただ相性の見極めは非常に大事ですし、ストレスも原因の多くは人間関係が原因だったりします。メンタルに無駄な負担をかけないためにも、相性の良い人・合う人をしっかり見極めて快適に過ごしましょう。
普段からの人間関係の良し悪しがカギです。